ニキビができる仕組みと治療方法
ニキビ
思春期にできるニキビと大人になってからできるニキビの二つについて違いを知っておきましょう。
ニキビができる仕組み
- できはじめ
- ホルモンバランスが崩れて角質層が厚くなり毛穴をふさぐ。分泌した皮脂は外に出られない。
- 白ニキビ
- 毛穴の中に皮脂が溜まりニキビ菌が繁殖。肌の表面に白いポツとした膨らみが出来る。違和感・かゆみなどが生じる
- 炎症
- ニキビの菌が分泌物を出して毛穴の壁を壊し炎症を起こす。毛穴周りは赤く腫れる。
正式名は尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)
ニキビは、尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚の病気です。原因となるニキビ菌はすべての方の皮膚にいる常在菌。消毒して無菌になればニキビにならないというと違います。
実は皮膚にとって必要な菌。
正式名称:プロピニバクテリウムアクネス(アクネ菌)は、肌を弱酸性に保ちながらほかの細菌が入ってきて悪さをしないように肌を守ります。皮脂を好む嫌気性菌(酸素を嫌う菌)で、皮膚表面ではなく皮脂腺などにたくさんいます。
思春期ニキビ
10代半ばから思春期にかけて額から鼻そしてアゴのTゾーンを中心にできます。
原因は成長期のホルモンバランス。男性ホルモンにより皮脂の分泌が増えて過剰になることで生じます。20代になるとホルモンバランスが落ち着き治ることがほとんど。
大人ニキビ
肌のターンオーバーの乱れや男性ホルモンの分泌で皮脂が増加して毛穴がふさがれておきます。
原因は、ストレス・不規則な生活・疲れなど様々。
ニキビの治療方法
- 食生活の改善:ビタミンB2・B6などを多く含んだ食品をたくさん取る。油分の多い食事を避ける
- 睡眠時間を長くしたり規則的な生活をする
- 夜遅い時間(10時以降)の食事を止める
- 咀嚼(噛む回数)を増やす
- ストレスを減らすために物事が自分の思い通りにならないことを認めて物や人への執着心を減らす
できてもつぶしたり触ったりせずに薬を塗るのが最も早く治る方法!
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慢性化してしまいなかなか治らない場合は皮膚科へ行くのもあり。