UVケアはSPFとPAの二つの指標に注意して利用しましょう
紫外線対策効果のあるスキンケア用品に記載してある重要な値が「SPFとPA」。
画像の製品は「SPF27PA++」と表示してあります。これは何を表しているのでしょうか!
UVケアはSPF値とPA値に注意
数値が高い程、効果は高いとお考えください。ただし肌への負担も高いことをお忘れなく
SPFは「Sun Protection Factor」の略
日本語で紫外線防御効果を意味します。肌が赤くなる日やけ(サンバーン)の原因になる紫外線B波(UVB)を防ぐ指標。
数字が大きいほど紫外線B波(UVB)を防ぐ効果が高い。SPFは2から50までの数値で表され「50+」が最高値
紫外線を浴びて日焼けが起きるまで平均で約20分の時間がかかるそうです。この20分という時間を何倍ぐらい延ばすことができるのかを示すのが「SPF」。
もし、SPF10ならば、平均値20分の10倍=200分。200分間紫外線を浴び続けても日焼けしにくいということ。
PAとは「Protection Grade of UVA」の略
こちらは、紫外線A波(UVA)を防ぐ効果の程度を表す指標です。
指標は、「PA+」「PA++」「PA+++」「PA++++」の4段階。+の数が多いほど紫外線A波(UVA)を防ぐ効果が高い。
紫外線A波(UVA)は雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っているので、曇りの日や家の中でも紫外線A波(UVA)対策が必要。
利用時の目安は以下の通り
- 「PA+」=生活紫外線対策
- 「PA++」=屋外活動対策
- 「PA+++」=長時間の屋外活動
- 「PA++++」=強い日差しを浴びるリゾートなど
SPF値、PA値を選ぶ基準
●散歩やショッピングなど
SPF10~20
PA+~++
●屋外で短時間のスポーツやピクニックなど
SPF20~40
PA++~+++
●屋外での激しいスポーツや海水浴、リゾートなど
SPF40~50
PA+++~++++
UVケア:日焼け止めの注意
- 日やけ止めは塗り方が薄かったり、塗り方にムラがある場合は充分な効果を得られません。
- 効果の強い日焼け止め化粧品を選べば対策はバッチリでも肌に負担をかけるので注意!
- 日焼け止めに含まれているUVカット成分は主に二つ。
- 「紫外線散乱剤」
- 紫外線を肌の上で反射させる物質を利用。酸化チタンなど
- 「紫外線吸収剤」
- 紫外線を吸収して肌の上で化学変化して肌を守ります。バルソールAやメトキシ桂皮酸など
お肌を守ってくれる成分ながら、人によってはアレルギーや肌トラブルを起こしてしまうこともあります。
肌に優しいのは紫外線散乱剤の方。肌が弱く荒れやすい人は、紫外線吸収剤フリー・ノンケミカルなど刺激の弱いUVケア用品を選びましょう。