オバマ大統領の「米国は世界の警察官ではない」宣言以降、地域覇権を巡る争いが激化

オバマ大統領が、宣言した「米国は世界の警察官ではない」との言葉。これ以降、世界情勢における地政学リスクは高まっています。

第二次大戦以降、覇権国として世界の軍事・警察を担ってきた米国は、その軍事費用負担。兵士の命の重さ。これに耐えきれなくなっていたのです。

「米国は世界の警察官ではない」オバマ大統領の宣言

オバマ大統領の宣言は、それを端的に示しているといえるでしょう。
●2013年9月10日:シリア問題についての演説 米国は、世界の警察官ではない!



シリアによる化学兵器使用問題=レッドラインとしていた米国。結局、介入しない理由として、「米国は世界の警察官ではない」と発言。世界全体の警察を米国が担うことは、もうできないと宣言しました。

この発言の背景にあるのは、深刻な不況により、国際的な危機が起こっても、ただちに米軍を投入することはできないという財政の問題がある。 もうひとつは、2001年から2010年にかけてのアフガニスタンやイラクへの「対テロ戦争」だ。米国内には、多数の米兵が犠牲になったにもかかわらず、直接脅威が根絶できないという厭戦気分も蔓延していた。世界の警察官を降りた米国

これ以降、米国は、内向きとなり、世界よりも国内の政治や経済を重視する方向に。それは、トランプ政権による米国ファーストまで、一貫した流れとして、見ることができます。

もちろん、米国が世界の警察を降りた分、力の空白ができたため、中国・ロシアの影響力増大。各地での紛争を止められないといった弊害も生じています。

オバマ大統領が、世界の警察を止めた影響

シェールオイル生産もできる米国は、世界の警察として、中東に関与する意義を失いつつある。兵士の命を危険にさらして、中東の石油を守る必要があるのかという米国民の声に、政治家は抗することができません。



共和党の方が、世界の警察的役割を果たそうという意識が強い?

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